6月3日、大津に事務所のある滋賀選挙区選出の国会議員事務所を訪問、ケア労働者の賃上げを要請しました。嘉田由紀子参議院議員、斎藤アレックス衆議院議員、小鑓隆史参議院議員、大岡敏孝衆議院議員の各事務所です。
処遇改善対策アンケートの結果を示し懇談
3月に発表した「ケア労働者への処遇改善対策に関するアンケート結果」を持参、労働者・事業者の声を紹介しました。
現場の実態、歴史を踏まえ要請
各事務所では秘書さんや事務所長さんが熱心に話を聞いてくださいました。
福祉保育労の清水俊朗書記長が保育所など福祉施設の人材確保の困難や職員配置の少なさなど実態について説明、医労連の宮武真知子組合員が医療現場の低賃金構造など実態と歴史について説明、施策の改善を要請しました。
「取り組まなければならない」の声も
懇談の中では「党派関係なく取り組まなければならない」「コロナ禍でケア労働への注目は上がっている」など積極的な話もできました。また、最低賃金についても話が及び、懇談内容が広がりました。
要請内容は以下の6点です。
1.すべてのケア労働者を対象とした処遇改善事業を実施すること。
2.介護・保育・学童保育など3月までに申請できず10月以降の補助の対象になっていない事業所も10月からの補助の対象とすること。
3.月額4万円以上・時給250円以上の引上げが実現するよう事業所に対する支援を行うこと。
4.医療・看護・介護・保育・学童保育・保健所などのケア労働者の職員配置を大幅に増員すること。
5.公務で働くすべてのケア労働者の賃金を大幅に引き上げること。財源は地方交付税ではなく十分な財源を確保すること。
6.別添のケア労働の事業者の事態と声を受け止め、根本的な処遇改善につながる施策を行ってください。
今後、他の国会議員事務所にも訪問または郵送で要請する予定です。
※3月に発表した「ケア労働者への処遇改善対策に関するアンケート結果」はこちらから読むことが出来ます。